皆さんの会社では、社員は個々のスキルアップをどのように考えていると思いますか?基本は、会社が用意する研修やOJTを終了して経験を積み上げていくのですが、年数を重ねるとスキルの個人差が出てきてしまいます。

そのため、会社側は、スキルマップを作成して、各社員のスキル管理や目標設定の達成度を人事評価に活かしています。

例えば、同期との差が開いている社員は、そのスキルをどう埋めていくのでしょう?

『プロ意識』!会社員もスポーツ選手も同じプロ!結果と将来性で評価、待遇が決まる。

私の契約先では、最初に社員の方々に、この『プロ意識』の話をしています。

最近、会社以外でも、自分のスキルアップのために、本を読み、塾や学校、勉強会などに参加している人が増えてきています。

その逆に、スキルが低く、同期や後輩たちとのスキルの差が開いても、会社の業務時間以外に努力せず、20数年後にリストラにあい、社員の権利だけを主張する人も多くいます。

たとえば、プロスポーツ選手が、全体練習のみで個人練習をせずに、戦力外で解雇された場合、ほとんどの人は、『当たり前』とだと思いますよね?

ところが、会社員になると、解雇は会社が悪く、社員に同情する声が多くなるのは何故でしょう?

先にお話したように、私は、クライアント企業の社員の方たちには、最初に必ず『プロ意識』について話します。

それは、これらの矛盾に気付いてもらうためでもあります

同じ『プロ』として考えるなら、リストラまでの20年、会社が望む社員になる時間はたくさんあったはずなのです。

会社からしてみたら、我慢の20年になるでしょう。

何故、私がこういうことを言えるのかというと、私の著書『ラグビーレジェンドから学ぶ5つの教え』で紹介していますが、私自身が社員650人の会社で、最初に解雇通告を受け、必死に会社外でスキルや知識、マナーなどを学び、5年後、営業成績No.1になることが出来たという経緯があるからです。

会社側も、入社してすぐに『プロ意識』について、教育していない場合も多く、それは会社の責任でもあります。

今回の『プロ意識』のように、会社と社員全員が、まったく同じ考え方でいることはないのです。

お互いの常識や基準値、個々の価値観を共有して、初めて会社組織は作られていきます。