私たちが出版させていただいた絵本は、著者様のご希望があれば子供施設に寄付させていただいています。しかし、今回の寄付先は、、、

活字が恋しい高齢者の方々に大変喜ばれました。

先日、都内の高齢者施設に絵本の寄付をしてきました。というのは、以前、施設の方とお話をしたときに、「ここの施設は、認知症の方が多いのだけど、そんな中でも、活字に飢えてる方たちも結構いるんですよ」というお話を聞いたのです。

認知症にも程度があるので、最近のことは分からなくても昔のことはよく覚えているとか、ときどき忘れてしまうけれど通常の生活は出来るなど、軽度の方もいらっしゃるのだそうです。
そんな方たちが活字を恋しがっている、というのです。

本を読むということは、テレビを見ることとは違って、想像力を働かせたり内容を深く考えたりするので、頭も時間も使います。施設内では、時間もたっぷりありますし、頭を使うことは認知の予防にもなります。しかし、残念ながら認知が進んでしまうと、長文を読むことが難しくなってしまうのです。
「だから、絵本はちょうどいい本なんです」と大変喜んで下さいました。

絵本は子供対象と思いがちですが、喜んで下さる方がたくさんいることを知ったので、これからは、寄付の幅をもっと広げていこうと思います。