『あしたをあかるくする魔法』の著者 倉田じゅんさんより

「この本には、私のこれまでの人生で経験したこと、大切にしてきた価値観、そして長女の不登校をきっかけに気づいたことなどを書かせていただきました。でも、実は書きたくても書けなかったことが、まだまだたくさんあるんです。

出版にあたって、子供たちの感情や家族への配慮、伝え方の難しさ、そして詳らかにできないプライベートな事情もあり、本の中では触れられなかった話が多く存在しています。けれど、それらの話こそが、今悩んでいる方々に届けたいメッセージかもしれないと思い、今後は、本を読んでくださった方々とつながり、お話し会などを開催できたらと考えています。

お話し会では、本に書ききれなかったエピソードをお伝えしながら、私がどのように悩み、どのように乗り越えてきたのかを、もっと深くお話しします。そして、参加してくださる皆さんとも対話しながら、それぞれの悩みや想いを共有できる場にしたいと考えています。

誰かの悩みや苦しみが、ただの「つらい経験」ではなく、未来の希望につながるものになるように—そんな場を、一緒に作れたら嬉しいです。」

編集者より:著者様の自伝を編集させていただくにあたり、著者さまがもっとも配慮したいとおっしゃっていたのが、娘さんのお気持ちでした。お母様である倉田さまがご自身の過去を書くことで、ご自身だけでなく娘さんの記憶も過去にさかのぼり、あの頃の辛い気持ちを思い出してしまい、母娘ともにとても辛い状況になってしまった、ということだったのです。「それでも誰かのために書きたい」という気持ちと、「娘を再び傷つけたくない」という気持ちの間で、とても悩んでいらっしゃいましたが、最終的には、娘さんの気持ちを優先して日常の細かいことには触れず、今回自伝を完成させてくださいました。しかし、倉田さんには自分と同じ悩みを抱える方たちに少しでも勇気や希望を与えたい、という目的があったので、出版後は、本には書けなかった内容を皆様にお伝えすべく、お話し会などの機会を設け、娘さんたちと同じ症状のお子さんを持つ親御さんたちと積極的に繋がるような活動をしていきたいということでした。