世の中には、経営計画書がある会社とない会社があります。会社の規模が大きくなる会社は、経営計画書を作成しています。逆に、作成していない会社は、あまり規模は大きくありません。
経営計画書はなぜ必要なのでしょうか?または作成していないことで、 どんなデメリットがあるのでしょうか?
経営計画書を作成するメリットは、何があるのでしょうか?まず、社外的には銀行の信頼を得て、融資をもらうのに有利に働く事があります。
また、取引先や同業者、協力会社には、将来性のある会社であることのアピールにもなります。では、社内的にはどうでしょうか?
よく私は、経営計画書を船の航海図に例えます。航海図には、どこの港に、どのようにして向かうかが書かれています。
会社で言うと、将来どのような会社になり、そのためにはどのような方法を取るか?を明確に示す地図になるのです。
例えばあなたが、人生をかけた航海に出るとしたら、その船は、どのような船か?どんな魅力のあるところに向かうのか?安全な航路を行くのか?を気にしませんか?
経営計画書を作成しないということは、目的・目標を気にしない人たちが定着する会社になり、目的・目標を明確に持つ人間が入ってきたとしても、何年かすると経営計画書、事業計画が明確な会社に移籍していくことでしょう。
経営計画書を作成して、日々ブラッシュアップして、より詳細を明確にしていくことを、私は推奨しています。
先程も言いましたが、経営計画書を航海図に例えるなら、経営計画書を作成する会社は、太平洋周りか、インド洋周りか航路を決め、何日で、どこの港により、何人で、どんな大きさの船で行くか、計画を念密に作成します。
それは何故か?船の航海は、かなり危険が伴い、相当大きな船で無ければ、気象現象で、遭難、沈没するからです。
それは、会社経営も同じです。ベンチャー企業の生存率は、5年で15%、10年で6.3%、20年だと0.3%(日経ビジネスweb盤)と、まさに船の航海以上に生存率が低いのです。
私は、経営計画書の作成とその計画が順調にいくための施策立案・実行を仕事としています。
是非、明確な将来像を描いて、そこに行く計画を立ててみてください。