『組織』という言葉を調べると、「ある目的を達成すために分化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団」と定義されています。

多くの経営者は、組織構築のコンサルタントに依頼したり、他社からスペシャリストを引き抜き、役員や管理職に据えたりと、組織構築にお金をかけています。

会社を見ていくと『組織』と『集団』に分かれる。組織の質により、会社の成長や寿命が決まる。

『組織』化している会社は、経営計画から行動指針・経営戦略に基づいて、組織構築、社員育成計画を練り、組織的機能を働かせ成長させていきます。社員500人以上の会社では、これらのことは当たり前に行われています。

『集団』と称した会社は、経営計画も立てずに業務をこなしています。これらは会社規模が30名以下の会社が多く、個の能力に依存して、成長と自壊を繰り返し、社員数の不安定と、売上の不安定に翻弄され、伸び悩んでいることが多いと思われます。

組織化するためには、必要な要件があります。

組織成立の3要件

1,共通目的

2,共同意思

3,意思疎通

この3要件が必要で、3要件のバランスレベルの高さが組織の質になります。

組織構築は、私の著書『ラグビーレジェンドから学ぶ5つの教え』でも、紹介していますが、自身の会社の目標を明確に持つことから全て始まります。

ラグビーに例えると、ラグビーは体格や役割の違う15人が力を合わせるスポーツです。一人や二人のスーパースターがいても勝てません。15人の組織的役割がかみ合って初めて勝負に勝てます。

私は、最多8回の日本一(‘77、’79~‘85年)を経験したラグビーレジェンドの恩師『洞口孝治』(元日本代表キャプテン)から、地元の無名選手『集団』を日本最強の『組織』に育成するチームスタイル(北の鉄人伝説)の核を学びました。

そして現在、ラグビーには世界共通の特性と理念を表した、『ラグビー憲章』というものがあります。

これは、ラグビーというスポーツが、ラグビーを見る多くの人々に感動を与える理由の一つになります。ラグビーをプレーするもの全員に、グランドの中だけでなく、外でもこの考え方を推奨しています。強い組織構築にも、通じる非常に重要な内容です。

この『ラグビー憲章』を参考に、経営者の想いと会社の核となるものを作り、計画的な組織構築をしてみてください。

T・STYLIEでは、あなたの理想とする会社スタイルに合わせた組織構築をお手伝いしております。

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高野 剛 社会人時代